学類・教室情報
学位および資格等の取得について 地誌学分野開講の授業(2017年度)
卒業論文のテーマ 卒業後の進路
学生生活について 入試情報
学位および資格等の取得について
地誌学分野で取得が可能な学位は,学士(理学)です.
また地球学類では,専門科目の単位に加え他学類で開設される教職科目を受講することによって,社会・理科の中学校教諭1種免許状と,地理歴史・理科の高等学校教諭1種免許状を取得することが可能です.
その他に取得可能な資格として,社会教育主事,学芸員,GIS学術士などの資格があります.
多くの学生が教員免許や学芸員の資格などを取得しています.
地誌学開講の授業(2017年度)
1・2年次は基礎科目・専門基礎科目を幅広く学びます.3年次より,専門科目中心の履修になります.現地での観察,資料収集,調査を通して,フィールドから様々な課題を思考するとともに,教員や学生間での議論を通して,地誌学の研究方法や意義,面白さがわかります.
地球学類の4年間のカリキュラムについては,地球学類HP内のこちらのページをご覧ください.
以下に地誌学の開講授業を紹介します.(2017年度)
▽地誌学(2年次 春ABCモジュール 火曜1限)
地域を対象とする地理学的研究の基礎として,各種の地域概念や地域モデル(都市モデル・農村モデル・広域モデルなど)について具体例にもとづいて授業をします.
▽地誌学野外実験(2・3年次 集中)
地誌学的な着眼点や観察法を,現地での説明を通じて実習します.
▽社会地域論(3年次 春ABモジュール 火曜2限)
地域構造をとらえる着眼点,具体的な研究事例について講義します.特に,日本の都市部を対象として,消費活動,生産活動,居住問題等に関するテーマを取りあげます.
▽観光地域論(3年次 春ABモジュール 火曜2限)
地域構造をとらえる着眼点,具体的な研究事例について講義します.特に,日本とヨーロッパの観光地域を対象として,その空間的展開や変容プロセスに関するテーマとして取りあげます.
▽経済地域論(3年次 春ABモジュール 火曜2限)
地域構造をとらえる着眼点,具体的な研究事例について講義します.特に,日本を含めたアジアの都市や集落を対象として,都市環境問題および人間生活と自然環境に関するテーマを取りあげます.
▽人文地理学・地誌学実験(3年次 春AB秋ABモジュール 水曜3~5限)
地表上に展開する人文地理学的現象の各種調査法,計量的分析法を具体的な事例をもとにして習得します.
▽世界地誌Ⅲ(3・4年次 集中)
東アジアの新しい発展について講義します.
▽世界地誌Ⅳ(3・4年次 春ABモジュール 水曜1限)
ヨーロッパを事例として,地誌の考え方と内容を説明します.
▽人文地理学・地誌学演習(3・4年次 通年 金曜4・5限)
地誌学に関する論文の講読・卒業論文の経過報告を通じて,問題設定・事前調査の方法・論文の作成方法などを学びます.3年次生は,自分の関心があるテーマに関する論文の紹介(春学期),夏期休業期間中の調査報告(秋学期),卒業研究の構想発表(秋学期)を行います.4年次生は卒業論文に関する発表を行います.地誌学・人文地理学分野で卒業論文を作成しようとする場合は必ず履修する必要があります.
▽人文地理学・地誌学セミナー(3・4年次 春AB秋ABモジュール 金曜2限)
地誌学に関する国内外の最近の文献を講読し,研究動向を学ぶとともに,地誌学の考え方と実際的方法を習得します.
このほか,地球学類の開設授業科目は地球学類ホームページ内のこちらのページをご覧ください.
卒業論文のテーマ
地誌学分野の卒業研究では,現代社会が抱える環境・社会・経済など様々な問題に対して,テーマを幅広く設定して取り組むことができます.
以下は,最近の卒論テーマの例です.
◇長岡市における基盤的技術産業
◇観光化に伴う白川村荻町集落の変容
◇白馬岳における登山者の行動パターンと環境意識
◇Jリーグスタジアムの立地と地域への影響
◇横浜の都市観光におけるみなとみらい21の役割
◇内陸通関を結節点とする国際物流の構造
◇流行歌からみた日本の地域イメージ
◇自治体による地域公共交通の利用実態と役割
このほか,過去の卒業論文のテーマについてはこちらのページをご覧ください.
卒業後の進路
多くの卒業生が,地誌学分野で学んだことを生かして,社会の様々な分野で活躍しています.
最近では大学院に進学し,研究を継続する人も増えています.
以下は,最近の進路先の一例です。
■ 企業 ・ 近畿日本ツーリスト ・ JR東日本 ・ JR東海 ・ 京浜急行バス ・ ゼンリン ・ 楽天 ・ パレスホテル ・ UR都市再生機構 |
■ 官公庁 ・ 国土交通省 ・ 茨城県庁 ・ 高崎市役所 ■ 教員 ・ 埼玉県教員 ・ 茨城県教員 |
■ 大学院進学 ・ 筑波大学 ・ 東京大学 |
学生生活について
筑波大学では学生生活に円滑に馴染めるように,学類ごとにいくつかのクラスがあり,「フレッシュマンセミナー」というホームルームのような時間が設けられています.それぞれのクラスからは代表者が選出され,各学類・専門学群のクラス代表(クラ代)によってクラス代表者会議が構成されています.
クラス代表者会議について,詳しくはこちらのページをご覧ください.
入試情報
地球学類の入試情報については,地球学類ホームページの入試情報や,筑波大学ホームページの学群・学類入学案内をご覧ください.
また,毎年7月下旬に大学説明会が行われます.2017年度は8月11日に行われます.