地球科学学位プログラム地球環境科学領域では,地球環境の実態とその自然科学的プロセスやメカニズムを時間的・空間的に研究し,かつ人間環境を含めて総合的に解明しようとする教育と研究を行っています.
地球の過去および現在の様々な自然現象を理解し,地球規模での諸問題の解決に貢献できる高度な専門的知識と研究能力を有し,国際的に活躍できる研究者として我が国の科学の発展に寄与できる人材を養成する.
地球の過去および現在の様々な自然現象を理解し、地球規模での諸問題の解決に貢献できる幅広い基礎知識と専門的研究能力を有し,世界を舞台として現代社会の諸問題の克服に必要な科学的思考力をもつ人材を養成する.
博士(理学)
修士(理学)
地球環境科学領域の教員の一部は,アイソトープ環境動態研究センター・計算科学研究センターに勤務しており,センター施設を利用した研究・教育活動を行っています.
地球環境科学領域では,防災科学技術研究所および気象研究所の研究者を教員として迎え,連携大学院方式による講座「水災害科学」「海洋大気相互システム」を開設しています.
地球環境科学領域には9つの分野(うち2分野は連携大学院方式)があります.
地表面における人間活動の地域的特質を自然環境のかかわりも含めて総合的・系統的に研究
都市地域や湿潤熱帯地域など居住環境の違いに着目しつつ,人間環境システムを地域論的な観点から解明
風化・侵食・運搬・堆積の諸過程によって変化する地形を基礎的・応用的に研究
自然界における水の循環とその物理的・化学的・生物学的プロセスを総合的に研究
気象学で扱われる局地循環や天気予報技術から気候変動や地球温暖化まで,大気現象を幅広く研究
地理情報システム(GIS)やリモートセンシング等を用いて,地表を記録した各種データを解析し,地表空間とそれをとりまく環境のシステムと変化を解明
地球システムの交点である地球表層での水・物質循環の解析を通して、自然環境を動的に研究
水文科学の基礎的情報をもとに,流域から大陸までの様々な規模の水循環過程を数値シミュレーション等を用いて解明
大気・海洋・陸域の相互作用である気候の長期変動等を,スーパーコンピュータ等を用いて研究