水文科学分野の開設授業
地球学類 （前期）地球科学専攻 （前期）環境科学専攻
（後期）地球環境科学専攻 陸域水循環システム
生命環境学群 地球学類
生命環境学群地球学類（旧 第一学群自然学類地球科学主専攻）では，主に以下に挙げるような授業を開設している．各授業のさらに詳しい説明や資料は，担当教員のHPを参照のこと．
水文科学（2年生対象；1.5単位） 担当：辻村・浅沼
水文科学は，自然界における水循環を系統的に理解するための学問であり，水資源の開発・水利用・環境保全などを考えるための基礎知識を提供する．水循環の実態とそれを支配している諸法則，水循環の各プロセスで用いられる測定・実験・モデル化などの方法について概説する．
水文科学実験AB（3年生対象；3単位） 担当：浅沼・辻村・杉田・山中・河内
水文科学における実験・観測について，基本的に必要な機器の操作・方法を修得する．また，得られたデータの解析方法・整理方法などを重点的に解説し，これを修得する．
水文科学野外実験A・B（2・3年生対象；1.5単位）→過去の調査事例はこちら
水文科学に関する野外調査の方法を修得することを目的とし，水文諸要素の観測を現地で行う．得られた資料の整理・解析を通じて，野外調査・観測の意義を理解する．
地圏水文学（3・4年生対象；1単位） 担当：辻村
地下水について基本的な知識を教授し，地下水流動の基礎理論・循環様式・地下水利用などについて論述する．
気圏水文学（3・4年生対象；1単位） 担当：浅沼・杉田
大気境界層とその下側境界である地表面で生じる水文過程についての基本的な知識を教授する．放射過程．熱収支，乱流輸送と蒸発現象との関係が中心課題である．
流域水文学（3・4年生対象；1単位） 担当：杉田・山中・河内
流域を基本単位とし，そこに生起している水循環の実態について述べる．特に降雨に対する流域の応答を中心として，水循環の場としての流域のしくみについて詳述する．
水文科学特論（3・4年生対象；1単位・集中）
水文科学の中のある特定のテーマを中心として解説する．通常外部の大学あるいは研究所の研究者によって講義がなされる．
水文科学演習A・B・C（3・4年生対象；1単位） 担当：全員
水文科学に関する基礎的文献の講読を中心として，そこで提示される問題点や研究法について討論すると共に，卒業研究を逐次発表させ指導する．
卒業研究
水文科学分野では，第一学群自然学類地球科学主専攻の卒業研究の一環として，学群4年生を対象に卒業研究の指導を行っている．
3年次に水文科学演習を受講し，研究の進め方を拾得する．4年進級時に指導教員と卒論のテーマを決め，各自が研究を進め，最後に論文としてまとめ提出する．
詳しくは過去の学位論文リストを参照．
その他
上記のほかに，1年生向けの地球環境学II・地球学実験，2年生向けの地球学野外調査法などで水文科学に関する基礎的な授業，実験が開講されている．
生命環境科学研究科 （前期）地球科学専攻
水・物質循環学研究法（Methodology of Hydro-chemical Cycles）（1・2年次対象；1単位） 担当：山中
硝酸性窒素による地下水汚染を主要テーマとして、水・物質循環の基礎プロセスから、各種手法の応用について言及する．
地中水水文学研究法（Methodology on Groundwater Hydrology）（1・2年次対象；1単位） 担当：辻村
水循環およびそれに伴う物質循環を物理的・化学的・生物学的過程や環境との関わりも重視して総合的に研究する方法論について論じる．具体的なテーマとしては，流域水循環，降雨流出過程，不飽和・飽和プロセス，地下水涵養機構，植生遷移と水循環，生態水文学などを扱う．
大気境界層水文学（Boundary-Layer Hydrology）（1・2年次対象；1単位） 担当：杉田・浅沼
気圏、水圏、地圏における物質の輸送プロセスについての基礎的理論と応用について講述する．重要な概念や数式、モデルについては課題提出によりその意 味や利用方法の理解を進める．
水文科学演習（Seminar on Hydrological Sciences）（1・2年次対象；3単位） 担当：全員
水文科学に関連する諸課題，特に水循環と水収支およびエネルギー収支に関するテーマを選定し，関連する国内外の文献を学生に紹介させ，それを素材として研究法やデータの解析法，問題の所在などについて議論する．また学位論文作成のための研究指導を行う．
水文科学野外実験（Field Work on Hydrological Sciences）（1・2年次対象；3単位）→過去の調査事例はこちら
水文科学に関連する諸課題について，野外調査・観測の方法，データの整理・解析，結果の解釈などについて実地に指導する．
水文科学特別講義（Special Lecture on Hydrological Sciences）（1・2年次対象；1単位）
水文科学に関する最近のトピックスおよび専門講義を実施する．通常外部の大学あるいは研究所の研究者によって講義がなされる．
生命環境科学研究科 （前期）環境科学専攻
環境物質輸送論（Transport Processes in the Terrestrial Environments）（1・2年次対象；1単位） 担当：杉田
気圏、水圏、地圏における物質の輸送プロセスについての基礎的理論と応用について講述する．重要な概念や数式、モデルについては課題提出によりその意 味や利用方法の理解を進める．
水環境論（Environmental Hydrology）（1年次対象；2単位） 担当：辻村
水環境，水資源に関わる各種の問題を，水循環の視点から論ずる．地下水，河川，湖沼等，各種水体の特性，および水循環に果たす役割を解説するとともに，水循環と環境問題との関係を検討することにより，水を通して総合的に環境をみる重要さを明らかにしていく．最近話題になっている各種の水環境問題の概要を理解するだけでなく，そのバックグラウンドとなる基礎的知識の理解にも重点をおく．
生命環境科学研究科 （後期）地球環境科学専攻
水文科学講究（Advanced Studies on Hydrological Sciences）（1年次対象；1単位） 担当：全員
水文科学にかかわる諸研究分野に関して，研究課題・研究方法をめぐる最近の動向を，国内外の研究論文や各地の事例に基づいて検討する．
水文科学特別演習I（Special Seminar on Hydrological Sciences I）（1年次対象；3単位） 担当：全員
学位論文作成のための指導を中心とし，国内外の文献紹介，研究テーマにそった分析結果の報告などを通じて，研究課題の設定・調査研究方法・分析手法・結論の導出など，具体的な論文作成法を指導する．
水文科学特別演習II（Special Seminar on Hydrological Sciences II）（2年次対象；3単位） 担当：全員
学位論文作成のための指導を中心とし，国内外の文献紹介，研究テーマにそった分析結果の報告などを通じて，研究課題の設定・調査研究方法・分析手法・結論の導出など，具体的な論文作成法を指導する．
生命環境科学研究科 陸域水循環システム（連携大学院）
（前期）地球科学専攻
水文隔測解析論I（Remote Sensing for Hydrological Sciences I）（1・2年次対象；1単位） 担当：三隅
水循環システム研究の基礎となる降水プロセスの理論について論じ、数値モデリングを通じた研究方法を概説する．
水文隔測解析論II（Remote Sensing for Hydrological Sciences II）（1・2年次対象；1単位） 担当：真木
レーダ水文学、レーダ気象学の基礎となる電磁波の伝播と散乱理論および気象レーダの原理について論じ、観測を通じた降水研究を概説する．
水文隔測解析論III（Remote Sensing for Hydrological Sciences III）（1・2年次対象；1単位） 担当：真木・三隅
降水プロセスおよび降水リモートセンシングの研究に関して、国内外の最新の研究成果を文献紹介などにより議論する．
陸域水循環システム演習（Seminar on Hydrological Cycle in Land）（1・2年次対象；3単位） 担当：真木・三隅
陸域の水循環プロセスに関する諸課題からテーマを選定し，関連する国内外の文献を学生に紹介させ，それを素材として方法論やデータの解析法，問題点などを論議する．また，論文作成について指導する．
（後期）地球環境科学専攻
陸域水循環システム講究 （1年次対象；3単位） 担当：真木・三隅
陸域の水循環プロセスにかかわる諸研究分野に関して，研究課題・研究方法をめぐる最近の動向を，国内外の研究論文や各地の事例に基づいて検討する．
陸域水循環システム特別演習I （1年次対象；3単位） 担当：真木・三隅
学位論文作成のための指導を中心とし，国内外の文献紹介，研究テーマにそった分析結果の報告などを通じて，研究課題の設定・調査研究方法・分析手法・結論の導出など，具体的な論文作成法を指導する．
陸域水循環システム特別演習II （2年次対象；3単位） 担当：真木・三隅
学位論文作成のための指導を中心とし，国内外の文献紹介，研究テーマにそった分析結果の報告などを通じて，研究課題の設定・調査研究方法・分析手法・結論の導出など，具体的な論文作成法を指導する．
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