書 評
 

 西日本新聞 2000年10月8日(日)


読書   郷土コーナー


チ ャ イ ナ タ ウ ン

山 下 清 海  著  

 


 副題に「世界に広がる華人ネットワーク」。かつて海外移住した中国人は「華僑」と呼ばれてきたが、これには”仮住まい”の意味が含まれ、現地社会への定着が進むいま「華人」という呼び方が一般化している。その華人が集中して居住するのがチャイナタウンだ。

 東南アジア、アメリカ、ヨーロッパ、日本など世界各地のチャイナタウンを訪ね、それぞれの成り立ちや置かれている状況などをフィールドワークにもとづき紹介する。

 アジア諸国への関心が高まるいま「理解への入り口に」と語る著者は、福岡市生まれで、東洋大学国際地域学部教授。

《丸善ブックス、 2300円》