野沢温泉巡検2016




水循環・水文化として見た温泉の持続可能性

2016年9月12日(月)〜15日(木) (3泊4日)

筑波大学生命環境学群地球学類
水文科学野外実験A
参加学生:36名

担当:山中 勤 TA:佐藤 怜 補助:新井瑛梨
 水循環および水文化といった観点から温泉の持続可能性を探るために、長野県野沢温泉村において以下の調査を行いました。
 まず、河川水(2ヶ所)、湧水(2ヶ所)、および温泉水(13ヶ所)の水温・pH・電気伝導度を測定しました。また、温泉分析書のデータをもとに、ヘキサダイアグラムとトリリニアダイアグラムを作成しました。さらに、現地で採水した水試料について水素・酸素安定同位体比を測定し、涵養標高を推定しました。
 次に、温泉の涵養域の大部分を占めると考えられるスキー場ゲレンデおよび森林において、貫入試験・冠水式浸透強度試験・散水式浸透強度試験・検土杖調査を実施しました。
 これらに加え、(株)野沢温泉、地縁団体「野沢組」、および野沢温泉村観光産業課商工観光係の方々から、温泉・スキー場の運営や観光振興策などについてお話を伺いました。
 以上の結果を踏まえて、野沢温泉の持続可能性を考察しました。
八幡清水で水質分析


ゲレンデ登坂
まだまだ楽勝 ^^


ゲレンデ登坂
けっこうきつい ><


貫入試験


冠水式浸透強度試験


散水式浸透強度試験


検土杖調査


麻釜