濃尾平野周辺における夏季強雨の気候学的特性.

  • 久野勇太, 日下博幸, 2014: 濃尾平野周辺における夏季強雨の気候学的特性. 天気, 61(8), 661-667. 2014/08/31(謝辞:RECCA) (被引用回数:(web of science:0回 google scholar:0回)) .

2002~2009年(8年間)の6~9月のアメダス10分値データおよび愛知県・岐阜県の川の防災情報10分間雨量データを用いて,濃尾平野周辺における強雨発生頻度の地理的特性について、特に熱的局地循環が発達するような条件下での強雨に着目して調査した.その結果,以下の傾向が見られた.
(1)10mm/hour以上の1時間降水量を観測した日数は濃尾平野近傍の北~北東の山地で多い.
(2)濃尾平野の平均的な強雨日数は,愛知県沿岸部における強雨日数に比べて多い.
(3)濃尾平野近傍の北~北東の山地では,15~18時に強雨発生頻度の極大値が存在する.ただし,関東平野とは異なり,濃尾平野の
       内陸部では時間帯による強雨発生頻度の極大値は見られない.
(4)10mm/hour以上の強雨発生日は,強雨の非発生日に比べて濃尾平野周辺の大気が不安定な傾向にある.

【関係する研究テーマ】降水・雲>地形性降水(局地豪雨、豪雪)