2070年代8月を対象とした東京・名古屋・大阪における熱中症および睡眠困難の将来予測.

  • 日下博幸, 飯島奈津美, 井原智彦, 原政之, 高根雄也, 飯塚悟, 2013: 2070年代8月を対象とした東京・名古屋・大阪における熱中症および睡眠困難の将来予測. 日本建築学会環境系論文集, 78(693), 873-881. DOI: http://doi.org/10.3130/aije.78.873, 2013/11/01(謝辞:RECCA, S-8,T2K) (被引用回数:(web of science:0回 google scholar:2回)) .

 本研究では、領域気候モデルWRFを用いた力学的ダウンスケールにより、IPCC SRES A1bシナリオに基づく将来の夏季における東京・名古屋・大阪の気候の予測実験を実施した。その結果、東京・名古屋・大阪おける2070年代の猛暑日日数は、現在(2000年代)の2倍程度となると予測された。次に、気候変動が人間健康へ及ぼす影響を問題比較型影響評価手法により評価した。その結果、熱ストレスによる被害を阻止するために支払っても構わない金額(支払意思額)は、大阪、名古屋、東京の順に高く、また熱中症に比べて睡眠困難の支払意思額の方が高くなることが分かった。