Effects of Synoptic-Scale Wind under the Typical Summer Pressure Pattern on the Mesoscale High-Temperature Events in the Osaka and Kyoto Urban Areas by the WRF Model.

  • Takane, Y., Y. Ohashi, H. Kusaka, Y. Shigeta, and Y. Kikegawa, 2013: Effects of Synoptic-Scale Wind under the Typical Summer Pressure Pattern on the Mesoscale High-Temperature Events in the Osaka and Kyoto Urban Areas by the WRF Model. J. Appl. Meteor.Climatol., 52, 1764-1778. DOI: http://dx.doi.org/10.1175/JAMC-D-12-0116.1, 2013/08/01(謝辞:S-8,RECCA,T2K)(被引用回数:(web of science:6回 google scholar:8回)) .

 夏季に京阪地域で発生するメソスケールの高温の実態を現地観測によって調査した。その結果、高温10事例の平均で見たとき、AMeDAS観測網の空白域に当たる京都南部が最も高温となることが分かった。次に、これらの高温事例の形成要因を明らかにするため、領域気象モデルWRFを用いて大気カラムの熱収支解析を行った。その結果、高温10事例の平均で見たとき、朝からの気温上昇には、都市の地表面からの顕熱供給が54%、大気カラムの側面や上端からの顕熱供給が46%寄与していることが示された。さらに、これまで調査されてこなかった夏季の典型的な気圧配置下における一般風が同地域の高温に及ぼす影響を調べるために、地表面加熱無し実験、後方流跡線解析、オイラーフォワードトレーサー実験を行った。その結果、一般風に伴う2つの現象、すなわち1) 南からの太平洋高気圧の縁辺流による総観~メソスケールの顕熱供給と、2) 紀伊山地を越える気流が高温の発生に寄与していることが分かった。