Nighttime precipitation induced by a synoptic-scale convergence in the central Tibetan plateau.

  • Ueno, K., S. Takano, and H. Kusaka, 2009: Nighttime precipitation induced by a synoptic-scale convergence in the central Tibetan plateau. J. Meteor. Soc. Japan, 87, 459-472. 2009/07/08 (被引用回数:(web of science:5回 google scholar:5回)) .

1998年のモンスーン期に,高原中央部で深夜から翌朝にかけた夜雨が度々観測された.GAME再解析データでは,この東風は高原北東で発生する高気圧性循環の一環と考えられ,中緯度トラフが東経100度付近に位置する特定の総観場で発生していた.この夜雨の要因を明らかにするため,領域気象モデルWRFを用いて数値実験を実施した.その結果,夜半に下層で発達する対流不安定層を収束帯が解消する過程で帯状の降水帯が発達していることがわかった.モンスーンアジアの夜間降水機構は降水系日変化の一環として説明されることが多いが,本論文は総観規模の収束で高原中央部の夜雨が発生することを明らかとなった.

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