局地前線

 局地前線とは,総観規模(天気図スケール)では見られないような風・気温の急変化域のことを指します。日下研究室では日本海低気圧や南岸低気圧に伴って発生する関東地方の局地前線を対象に研究を行っています。
 関東地方の局地前線は、長さ数百km・厚さ数百m程度の規模で、関東内陸に生じた冷気層に海からの暖気が滑昇して発生すると言われています。また、局地前線ができることによって、関東内陸の視程悪化や降水量増加などが生じることが知られています。現在の数値予報技術でも局地前線の予測は可能ですが、時間的・空間的なズレが生じやすく、気温や風、降水量の予報が大きく外れてしまうことがあります。天気予報を行う上で、局地前線のより正確な予測が求められます。
 局地前線の位置はどのように決まるのでしょうか?また、局地前線発生のキーポイントとなる冷気層や暖気移流はどのように発生・発達するのでしょうか?
 日下研究室では、観測データを用いた統計解析やWRFモデルによる数値シミュレーションを通して、局地前線の発生メカニズムの解明に取り組んでいます。