日本で発生する霧の気候学的研究

  • 秋本 祐子, 2009: 日本で発生する霧の気候学的研究 .

これまで全国的な霧の調査には利用されてこなかった視程計データ・原簿データを用いて、霧の性質(種類や濃さ)も含めた全国的な霧の気候学的調査を行った。その結果、霧は、太平洋沿岸部と内陸部の山や盆地で良く発生するが、太平洋沿岸部ではの濃霧の発生は少なく、内陸部の山や盆地で濃霧の発生が多いことが分かった。さらに、霧発生時の気象条件から、霧イベントを3つのタイプ(先行降水タイプ、無降水強風タイプ、無降水弱風タイプ)に分類しました。その結果、西日本では先行降水タイプ,太平洋沿岸地域では無降水強風タイプ,内陸部では無降水弱風タイプの出現割合が高いことが分かった。盆地では、無降水弱風タイプの時に、濃霧になりやすいことが分かった。