東京都の詳細な降水分布の実態調査

  • 長谷川 創一, 2009: 東京都の詳細な降水分布の実態調査 .

 近年,東京では局地的な豪雨による水害が社会問題になっている。そこで、気象庁のアメダスデータ観測網よりも高密度な観測網を持つ東京都水防災情報システムの降水量データ(水防災データ)を用いて、東京都の詳細な降水量分布を調査した。1995年から2001年までの過去7年間(使用観測地点118箇所)と1995年から2005年までの過去11年間(使用観測点112箇所)それぞれの期間の平均降水量の空間分布を明らかにした.その結果,年平均降水量と標高に正の相関があることがわかった.月別に見るとこの関係は8月平均降水量において最も明瞭に認められた.たとえ標高差が小さくても夏季の降水量と地形の関係は無視できない可能性があることがわかった。