公園規模とWBGTとの関係に関する観測研究

  • 高木 美彩, 2010: 公園規模とWBGTとの関係に関する観測研究 .

近年、ヒートアイランドの影響として夏季の熱中症患者の増加が指摘されるようになり、熱中症の抑制力として公園が作り出す低温域が注目されている。また、大規模な公園は小規模な公園に比べて涼しいと一般的には考えられている。しかしながら、公園規模と温熱感覚との関係性に着目した研究はほとんど行われておらず、この一般的な見解を裏付ける明確な結果は得られていない。そこで本研究では、温熱指標の一種、WBGTを用いて、公園規模と温熱感覚との関係を調査した。具体的には、2010年8月に、つくば市内の洞峰公園、北向児童公園において、WBGTの定点観測を行った。その結果、夏季晴天日の日中のWBGTは、差は小さいながらも、公園規模の大きい洞峰公園のほうがやや高い値をとる傾向があることが確認された。