20km-AGCMにおける冬季日本周辺域の低気圧活動の再現性および将来変化

  • 大島 一洋, 2010: 20km-AGCMにおける冬季日本周辺域の低気圧活動の再現性および将来変化 .

超高解像度全球大気モデル(20km-MRI-AGCM)の現状再現実験(1979~2003 年)と将来予測実験(SRES-A1B シナリオ、2075~2099 年)を利用して、冬季日本周辺域の低気圧活動の再現性の確認と将来変化について調査を行った。JRA-25と比較した再現性の確認では、日本周辺における低気圧の主要な発生位置は一致し、日本海側や太平洋側の通過頻度の高い経路もよく再現されていた。将来変化では、上層の西風ジェットの弱化とともに、低気圧の活動分布には北上傾向が見られた。また、太平洋側を通過する低気圧では、強いカテゴリーの低気圧が増加する傾向が確認され、その要因として、潜熱エネルギーの上昇が確認された。