つくば市における2010年夏季・冬季気温分布の実態

  • 小松 美智, 2010: つくば市における2010年夏季・冬季気温分布の実態 .

つくば市は約30年前の気温分布図が残る稀有な都市である。本研究では、同市の2010年冬季・夏季の地上気温の多地点定点観測及び移動観測を行った。また、都市の発達と気温分布の変化を、過去の土地利用の変遷から定量的に解析した。 観測結果より、最高温域と最低温域の差は冬季で約1.7℃、夏季で約0.7℃である。また、中心部と郊外部の全地点平均差としてのヒートアイランド強度(HII)の最大は冬季晴天日平均値で最大0.8℃と、つくば市のヒートアイランドは冬季の日の出前に明瞭に出現した。最高温域であるつくばセンター付近の近年の都市化が一因となり、月平均にしてHIIが約1~2℃のヒートアイランドを発生させていると考えられる。