Numerical Simulation of Urban Heat Island Effect by the WRF Model with 4-km Grid Increment: An Inter-Comparison Study between the Urban Canopy Model and Slab Model.

  • Kusaka, H., F. Chen, M. Tewari, J. Dudhia, D. O. Gill, M. G. Duda, W. Wang, and Y. Miya, 2012: Numerical Simulation of Urban Heat Island Effect by the WRF Model with 4-km Grid Increment: An Inter-Comparison Study between the Urban Canopy Model and Slab Model. J. Meteor. Soc. Japan., 90B, 33-45. 2012/06/09(謝辞:S5, T2K) (被引用回数:(web of science:31回 google scholar:45回)) .

 本研究では、2004年から2007年の8月の首都圏の気候を対象に、単層都市キャノピーモデルを導入したWRFモデル(WRF_UCM)を用いた数値シミュレーションを実施し、観測値と比較することにより精度検証を実施した。さらには、平板都市モデルを導入したWRFモデル(WRF__SLAB)の結果と比較した。その結果、対象領域において、WRF_UCMは日中および夜間の8月平均気温分布を良好に再現できる一方で、WRF_SLABは夜間の気温分布を良好に再現できないことがわかった。また、WRF_URMは東京および熊谷における気温の日変化も良好に再現できる一方で、WRF_SLABは日変化の位相が1時間早い、日較差が6.2℃大きいなどの問題点が見られた。さらには、WRF_UCMは27℃を中央値とする気温の出現頻度分布を表現できること、WRF_SLABは23℃と33℃の二カ所にピークを持つ頻度分布を生みだす、すなわち観測の頻度分布を十分に表現できないことがわかった。最後に、相対湿度の再現精度を確認した。WRF_UCMは頻度分布を再現できたが、WRF_SLABはできなかった。

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