山体の水・物質循環を探る


日時:2004年11月24日〜11月29日
場所:熊本県不知火町周辺
引率教員:田中教授*,辻村講師,飯田準研究員
*巡検当日は学内での急な仕事が入ったため不参加.
電気探査協力:(株)興和 坂東和郎氏,三重大学 宮岡邦任助教授
現地協力:熊本大学 嶋田 純教授



熊本県不知火町周辺では,熊本大学理学部水文学教室の嶋田教授と筑波大学生命環境科学研究科地球環境科学専攻水文科学分野の辻村講師らが中心となって「山体基盤岩地下水流動の実態解明とその水資源的評価」プロジェクトが進行中である.今回の巡検では,同プロジェクトの観測地域において実際の観測現場を見学するとともに,同研究に参加するという中身の濃いものとなった. 巡検前半は高密度電気探査による山体内部の地質状態の調査が行われた.学群生が合流した後半では6班に別れ,流域の大規模な河川・湧水調査が行われた.


本巡検の資料はこちら




高密度電気探査.現場で比抵抗値の断面図を見ることができる(写真提供by飯田氏@準研)





電気探査が捉えることのできる最大深度は側線の水平距離に依存する.
したがって,できるだけ長い側線をカバーすれば,より情報量の多い結果を得ることが可能である.
そのためには,たとえ竹ヤブがあろうとも,それを切り開く!
辻村講師,宮岡助教授@三重大がみずからナタをふるって竹ヤブへ突撃し,学生諸氏にお手本を示している.
(写真提供by飯田氏@準研)





潮が引いた海岸に出現する「湧水」.
背後に迫る山体が蓄える地下水の量を想像させる,いわばこの流域のシンボル的存在.
(写真提供by飯田氏@準研)





河川の流量観測.(写真提供by飯田氏@準研)





集合写真.(写真提供by飯田氏@準研)




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