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概要

科学技術推進のために、また国立研究機関を基盤とした発展的研究や高等教育の中心となるために、1970年代、東京から北東に約60kmの地点に、新学園都市(つくば学園都市)が設立された(http://www.info-tsukuba.org/)

CEOPつくばリファレンスサイトプロジェクト(CEOP Tsukuba Reference Site Project;CTRSP)が科学研究補助金・研究成果公開促進費の援助を受けて2007年に開始された(CEOP Tsukuba DB, No. 198052)。このプロジェクトの目的は、つくば学園都市内の研究所および大学で観測された水文・気象データを収集し、CEOP国際プロジェクト(http://www.ceop.net/)の標準形式にて国内外の科学組織に公開することである。現在、CTRSPに参加している研究機関は、気象研究所、筑波大学陸域環境研究センター、筑波大学つくば山観測ステーション、防災科学技術研究所、農業環境技術研究所、国立環境研究所、高層気象台、果樹研究所である。

このような、1つのメソスケール領域に点在する複数の主要研究機関の観測データを統一形式で整備するプロジェクトは、日本で類を見ない試みである。公開されるデータは、衛星観測データや数値実験結果の検証、大気陸面相互作用の理解、都市化の評価研究、地元自治体における教育活動や政策決定といった様々な水文気象研究に利用される予定である。


CEOPつくばリファレンスサイトに関する報告書 (2008)
Ueno et al.(2008); Establishment of CEOP Tsukuba Reference site, Tsukuba Geoenvironmental Sciences, vol. 4, 17-20.
注) 報告書はpdfファイルで、英語で書かれています。

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